雲の上の町ゆすはらで農業を営んでいる上田です。

 

 梼原は、津野山文化を継承する四万十川源流域の町。人情豊かで、水や空気がおいしい町です。 周りの景色はもとより、このすばらしい自然の恵みを生かし、たくさんの人との出会いを楽しみに、また梼原の産物をより多くの人に知っていただこうと、2000年4月に農家民宿「いちょうの樹」を開業しました。

 

 例えば、楽しい安全な野菜作りなどしてみませんか?人参が木になると思っている(?)子供や、田舎の暮しを懐かしむ大人たちに体験してもらいたいのです。春はしいたけのこまうえや、山菜採りができます。また、春から夏にかけては、いろいろな野菜を作ります。農業の他にも、どんなことをやってみたいか教えてください。

 

 一緒に土に触れ、囲炉裏端で収穫したての野菜を食べながら、一晩中街のことや田舎のことなど、いろんな話をするのもいいですね。そのような出会いの中から、より多くの人とより広い繋がりを築き・・・と、夢は広がります。

 

 とりあえず、今度の休みにきてみませんか?

 家のすぐ前に、大きないちょうの木があります。樹齢は不明ですが、それはそれは大昔からあるそうです。

 

 60年ほど前にこの家が火災に遭った時にも、 この木のおかげで 隣の倉は助かったといいます。

 

 このいちょうの木は「乳いちょう」と呼ばれ、 いくつものこぶが垂れ下がっています。母乳のでない人がこのいちょうの ”お乳”を授かれば 次の日から母乳がたくさん出るようになると言われてきました。
 また、そのお礼として小さな樽をつくりお神酒を入れて木に吊るすというのが習しで、特に戦後はたさんの樽がかけられたそうです。
 今でも、授かりを願う母親が訪れる事があります。

 

 母乳のでない方、一度お願いしてみませんか?